人が亡くなった後、その方の遺産を分割し終わるまでの一連の手続きの中で、
「誰が何を相続するか」という相続分を決めることはもちろんだけど、
「相続人は誰か?」という相続人の確認と、
「遺産として、何があるのか」「その評価額や残高は?」「その書類はどこか?」という相続財産の確認が
意外と手間暇がかかります。
弁護士や行政書士のような専門職に依頼しても、
ここに時間がかかるようであれば、
その分だけ支払う報酬額も高くなるかもしれません。
だから、御本人が元気なうちに、
身内の氏名と連絡先や、どんな財産がどれくらいあるのか、とか
エンディングノートにしたためておくことが大切だと思います。
また、終末医療や葬儀・埋葬に希望があるならば
御家族とも話し合ったうえで、それも記録しておくこと。
いろんなメディアで終活の在り方として報じられているので
十分ご存じの方が多いと思いますが、
最近出あったお客様の中に、こうしたことがきちんとされていて
事務がやりやすく、また感心したものですから、敢えて一筆。