国税庁のオンラインサービス「相続税の申告要否判定コーナー」

先日、インターネットで国税庁の「相続税の申告要否判定コーナー」というのを見つけました。

終活セミナーや相談で、相続税の質問があったりします。

税理士以外が答えられるのは、一般的な相続税の計算方法だとか制度の紹介までです。

「私の場合、相続税はいくらくらいになりそうか?」というような、具体的な質問には税理士以外は答えることができません。

でも、知りたくなるのは当然ですし、知った上で終活をするのは大切なことでもあります。

一番いいのは、もちろん税理士に相談することです。

でも、「そこまでは・・・」という方もいらっしゃることでしょう。

インターネットを利用できるならば国税庁の「相続税の申告要否判定コーナー」を利用してみてはいかがでしょうか?

↓をクリックしてみてください。

【相続税の申告要否判定コーナー】-申告要否判定コーナートップ (nta.go.jp)

「おひとりさまCafe」を終えて

先日の土曜日、9月24日にNPO法人うみとそら主催の「おひとりさまCafe」で講師を務めてまいりました。

私がお話ししたのは、概ね次の事がらです。

  • 「今、おひとり様」の方だけではなく、「将来、おひとり様」になる可能性のある方も、早めに対応を考えた方が良い。
  • おひとり様は、「早く準備に取り掛かる」ことと「お金が関わることは慎重に検討すべき」こと。
  • おひとり様の準備には、「法制度の利用」「様々な契約」だけでなく「緊急入院時の持出セット」などいろいろあること。
  • おひとり様は、とにかく「信頼できる人」とのつながりを築くこと。ただし、信頼関係を築くには時間がかかるので、「早く」「長く」付き合えるようにすべきこと。

今回の学び

私が講師を務めるセミナーでは普通にあることなのですが、参加者からの質問がとても多く、かつ深い。

今回の「おひとりさまCafe」では、特に次の2点について、私自身もさらに考え対応の引出しを増やしておいた方が良いと感じました。

  • 終活の中で、ペットをどうすべきか?
  • まだ若い「おひとり様」が準備しておくべきこととは?

もちろん、この2つについても現時点で私がベストと思う回答はいたしました。

でも、お客様の事情や希望は様々です。対応の引出しは1つでも多い方が良いので、今後も研究に努めたいと思った次第です。

いつものことながら

セミナーでは、互いに初対面の人が何人かいる前で専門職としては回答しにくい質問がでることもあります。法律上、行政書士が答えてはならないものもあります。また詳しい事情を調べる必要があるものもあります。

そうした答えにくい質問が出た時、私のセミナーでは参加者同士の自由な情報交換・意見交換の場に早変わりします。

参加者には様々な経験を経ている方もいらっしゃいます。親の介護や相続を経験した方が、その体験をお話ししてくださる方もおりますし、「知人から聞いた」情報を披露してくださる方もおられます。

1つの御意見に対して、異なる経験をお話しする方もおられます。(でも、嫌な雰囲気にはならないのが、参加者が大人であることの良さですね)

今回も、そうした場になりました。

講師として、参加者の皆さんに御礼を述べたい気分でいっぱいです。

デジタル遺産について【時々更新します】

最近、私が終活セミナーで必ず言及することにしているのがデジタル遺産。

※ デジタル遺品とも言われています。

先日のセミナーでも、「身内の遺品を整理していてデジタル遺産に困っている」とおっしゃる御遺族がいらっしゃいました。

デジタル遺産を簡単に言うと、

「亡くなった方のスマホ・パソコン・デジタルカメラなどのデジタル機器や、それを利用する時のアプリや、写真、文章などのデータや、SNS・ブログ・サブスクリプション等の利用契約など」

となるでしょうか。(ぜんぜん簡単な説明になっていない・・・)

スマホを例にしてみます。

亡くなったAさんはスマホを使って、SNSに写真を投稿したり、ブログに記事を投稿して楽しんでいました。投稿していない写真も多数保存されています。この中には友人から送られてきた写真もあります。Aさんは、最新のニュースを知りたいために新聞社の有料サービスも利用していました。その他に動画や音楽配信の定額有料サービスも契約しています。ブログでお小遣いを稼ごうとアフィリエイト契約もしています。

これらすべてが、Aさんのデジタル遺産にあたります。

そこでAさんの遺族がデジタル遺産を処分したいと考えたのですが、すぐに非常に難しいことがわかり途方に暮れてしまいました・・・。

デジタル遺産の何がやっかいなのか?

どのような対応をしたら良いのか?

別のページ「デジタル遺産について」にまとめたので、そちらを御覧ください。

なお、御存知のようにデジタル関係の技術やサービスなどは、変化のスピードがとても速い。

私も新しい情報にキャッチアップできているとは限りません。

それでも私が理解した事柄が反映されるように随時更新してまいりますので、時折、覗きにきてください。

最新の津波浸水ハザードマップを見ましたか?~主として東北

先日、何気なく河北新報オンラインニュースにある

東北の津波浸水想定マップ

というバナーをクリックして、宮城県の津波浸水想定を見てみました。

東日本大震災で「ここまで津波が来るのか!」と驚いた経験があるはずなのに、このマップではさらに驚きの想定が示されていました。

特に、つい先日通った国道。海岸や川から離れていると思っていたのですが、そこも浸水の予想がされていて・・・。

御覧になる時には、自分の住まいや職場だけではなく、少なくとも「よく行く場所」や「よく通る道」も確認した方が良いでしょう。

また、「どのような地震が起きた時の津波予想なのか?」という点も、できれば御確認を!

河北新報社のマップでは前提となる地震情報は読めませんでした。そのため、宮城県の場合ならこのマップの情報元である宮城県のサイトを確認する必要があります。

津波浸水想定に係るシェープデータ公開について – 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

ついでに、津波だけでなく大雨の時の洪水・浸水のハザードマップの御確認を!宮城県ならこちらを!

洪水ハザードマップを紹介しています – 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

土砂災害については、宮城県の方はこちらから!

土砂災害特別警戒区域の確認方法について – 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

なお、国土交通省の

ハザードマップポータルサイト

を使うと、日本各地のハザードマップを確認できます!

おひとりさまCafe ~9月24日(土)

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 河北新報に掲載していただきました。 | 澤田行政書士事務所 (gyoseisyosi-sawada.com)

と同じ場所で行うイベントのお知らせです。

河北新報の記事に添えられた写真でも何となく感じられるかもしれませんが、少人数で落ち着いた雰囲気の中で行われています。

今回、私が担当するのは

おひとりさまの終活セミナー

です。

一言で「おひとりさま」といっても、「現在、1人で生活をしている高齢者」だけを指しているわけではありません。

「高齢者夫婦の世帯」や「高齢者の親と、その子供」のように、将来もしかすると1人暮らしになる可能性のある方も、「おひとりさま」と同様の対応をすることが必要です。

また、このセミナーでお話しするのは、「おひとりさまが利用した方が良い制度やサービス」の紹介はもちろんですが、それ以外のお金をかけずにできる「普段の生活の中で心がけた方が良い事」についても触れる予定です。

御興味のある方は、ぜひ主催者のNPO法人うみとそらに御連絡下さい。

ちなみに、セミナーの後で頂く和菓子とハーブティーは美味しいですよ♪

河北新報に掲載していただきました。

8月27日(土)に行われたNPO法人うみとそら主催の「グリーフサポートCafe」。

その様子が地元紙の河北新報に掲載されました。

河北新報オンラインニュースでは↓を御覧ください!

身内の死、抱え込まずに向き合おう 仙台でグリーフサポートCafe

このイベントで私:澤田が講師として

グリーフケアを踏まえた終活

について話をしたところです。

(ちなみに、記事に添えられている写真では、参加者の向こう側に小さめに写っているのが私で、右手のイケメンは主催者代表の清田様です)

私は、グリーフケア(あるいはグリーフカウンセリングとかグリーフサポートと言う方もおられますが)については十数年前から関心を持っておりました。

ただ、グリーフケアと終活を具体的に結び付けて考えたのは、主催者代表の清田様からセミナーの演題を提示されてからのことです。

その点でも機会を提供していただいたNPO法人うみとそら様には感謝申し上げます。

また、このセミナーで私が簡単に触れた「デジタル遺産」について、参加された方々と情報交換ができたことは私にとっても貴重な体験になりました。

近々、この体験を基にしたデジタル遺産関係の終活についても、このサイトで取り上げてみたいと思います。