私の妻は非公認防災士(と私が勝手に命名しているのですが)として、私に様々な情報提供をしてくれます。
ある時、仙台市の広瀬通を通行中に「災害時支援型駐車場」というものを見つけたそうです。迂闊なことに、私はこれがなんだかよくわからなかったので調べてみました。そうしたら、「災害支援型~」とか「災害対応型~」というサービスというか設備をいくつか見つけたので紹介します。
非常時対応型(災害時支援型)駐車場
災害時支援型駐車場は、災害時の一時避難場所としても活用できる駐車場だそうです。駐車場内のベンチの内部にかまどが収納されていて、防寒や炊き出しで活用できる。また、約20畳分の組み立て式簡易テント、Wi-Fiの基地局にもなる「高機能自動販売機」を設置しているようです。
以上は、TEAM防災ジャパンというサイトに紹介されていた「三井のリパーク」に関する情報です。他の駐車場でもこういったサービスがあるのでしょうか?
※TEAM防災ジャパンとは、防災に関するあらゆる情報が集約された、防災推進協議会の協力により、内閣府政策統括官(防災担当)が運営しているポータルサイト
災害支援型自動販売機
災害発生時に、自動販売機に搭載された電光掲示板に災害情報を流したり、本体に残っている飲料を無償で提供したりできる自動販売機です。
私が見つけた情報は、日本コカ・コーラ株式会社のものですが、社会貢献の一環として行っているそうで、自治体との協定をもとに設置しているとのことでした。
気を付けたいのは「災害発生、即、無償提供」ではないということです。どの時点から無償提供を開始するのかは、協定によって決められています。だから、「地震が発生したのにお金をいれなければならない」と怒ってはいけません。
災害対応型給油所
発電設備や給水設備を備え、万一、大規模地震発生時等にライフラインがストップした場合でも、給油や水の供給が可能な給油所です。
普段給油に使っている機械は電気を使って稼働しています。ですから停電すると、給油もできなくなるのですが、そういった事態にも対応できる給油所です。
ですから、警察・消防等の緊急車両へ優先的に燃料を供給するそうです。
また、近隣の被災者等のために飲料水等の集積地として、施設等を提供したり、被災状況に関する各種情報の発信地として機能する役割を担います。
詳しくは、内閣府の防災情報のホームページをご覧ください。
災害対応型LPガス供給設備(災害対応型LPガスバルク供給システム)
これは避難所にあると便利かもしれません。
詳しくは、日本LPガス協会のホームページをご覧ください。
こうしてみると、大きな災害を経るごとに、企業も様々な貢献策を考えて実施しているんですね。頭が下がります。