実家の断捨離とメルカリ

私と同世代の40代後半から60代くらいの方の中には、

「親の荷物が多すぎて困っている!」

と、家財の整理に悩んでおられる方もいらっしゃると思います。

私たち子供が

「使っているのを見たことないし、もう必要ないだろう」とか

「いる物といらない物に整理してくれたら、処分はやってあげるから」

などと言っても、

「全部いる物だ!」、「自分でできる!」と頑として捨てようとせず、

部屋には相変わらず荷物があふれてたりします。

2、3年前、私の実家がリフォームをする際には、母と同居している姉が断固たる決意で処分していました。

もちろん、姉は母の同意を得ながら進めていたはずです。

でも、リフォームの工期や、それに伴う一時転居の日程との兼ね合いもあり、あれこれと悩む母のスピードに付き合っているわけにもいかず、「これ捨てていいよね」という有無を言わせぬ雰囲気を漂わせながら断捨離に突き進まざるを得なかっただろうと想像しています。

それでも、リフォーム後の快適な部屋に落ち着いた後に、ポロっと

「〇〇が無い・・・」

と、つぶやく母を見ると、やむを得なかったと思う反面、気の毒に感じたりします。

荷造りのイラスト

最近、我が家で断捨離を実行しています。

本や服を ブックオフ に持って行ったり、粗大ゴミとして処分していたのですが、知人の勧めでメルカリを始めてみました。

はじめは「売れたらラッキー」くらいの気持ちでしたが、意外でした。

「いくら何でも、これは買い手がつかないだろう」というような本などにも、買い手がつくんですね。

調子に乗っていろんなものを出品し、お陰様でかなり断捨離が進みました。

私たちがメルカリで断捨離をしていることを聞いた義母は、「これも出品してみて」と言い出しました。

出品した義母の物に「いいね!」がついたり、購入希望者との様々なやり取りがはじまると、義父もメルカリに興味を持ち始めたんです。

そこで思いました。

高齢者の断捨離には、手放すためのストーリーが必要なんじゃないでしょうか?

ストーリーというか、それを手放す理由。自分自身が納得できる理由です。

引っ越しやリフォームというのは、断捨離のキッカケにはなるけど、1つ1つの物を手放すための理由にはならないんじゃないか。

フリマアプリのイラスト

その点、「メルカリはいいなあ」と思います。

例えば、「売ったお金が、お小遣いになる」んですよ。これだけでも嬉しいですよね。しかも、自分で値段を決められるし、たくさん出品して、たくさん売れると、まるで「商売をしているような気分」を味わえるんです。

「値引きしてください?」というコメントも来ます。そうした方々との交渉を楽しむ方もおられるのではないでしょうか?

出品する時に、その物に関する説明を書きます。大きさだったり、傷や汚れの状態だったりしますが、手放すその物にまつわるストーリーを書くことだってできます。

また、「必要とする人がいる」から売れるんです。それが、たとえ安い金額であっても、「自分が大切にしてきた物を必要としている人がいる」というのは嬉しくないですか?

あるいは、買い手との交渉の過程で、その方の人物像や、その方が買った後でどのように利用するのか想像したりすることを楽しむ人もおられるでしょう。

コロナ禍にあって、他者とのコミュニケーションに不自由さがある中、間接的にでも、金銭交渉であったとしても、それは心地よい刺激になるのではないかと思います。

メルカリ以外のフリマアプリは利用したことがないのですが、おそらくは同様の楽しみは得られることでしょう。

もちろん、高齢者の大量の荷物すべてをフリマアプリで処分しましょうということではありません。

でも、メルカリに関する私の義理の両親の様子から、「手荷物を手放す」あるいは「荷物を仕訳、整理する」キッカケにはなるんじゃないかなと思います。

親子で「これ、売れるんじゃない?」なんて相談しながら、残すものと、処分する物の仕訳をしていく。

なんか、楽しそうじゃないですか?

※古物の売買や交換を営業とする場合は古物営業許可が必要になりますが、買い取りをしない場合には許可は不要です。

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