東日本大震災・日和幼稚園 地裁判決再読

もう何回目になるのでしょうか。東日本大震災での日和幼稚園の園児が犠牲になった事件の仙台地方裁判所判決文を読みなおしました。今回は、裁判所の判断理由の部分を中心に、気になる部分を抜き書きしながらなので、少々疲れました。

改めて感じたのは、情報収集とマニュアル、そして判断する際の優先事項の徹底、そして訓練の重要性です。

ただ、この判決を読むたびに感じるのは、震災前に「波浪警報、波の高さ6m」と「津波の高さ6m」の違いを、イメージできた人ってどのくらいいたのかということ。

震災の時のあの映像や、震災後の被害の広がりや壊滅した街並みを目の当たりにした今、言葉で説明できなくても、イメージとしては違いがわかります。

でも、震災前の私なら、津波の高さ6mの恐ろしさを、津波に襲われる直前まで理解できなかっただろうな、とも思います。

だから、繰り返し読んで、考え、伝える必要がある。

被災者もそうだけれども、あの幼稚園関係者のすべてが深く傷ついた。そういう悲劇はこの国で二度と起こさないために。

ところで、もうすでにいくつかの台風が日本に上陸しましたが、本番はこれから。

台風の時の高潮は、海面全体が上がったところ(吸い上げ効果)に、強風による高い波が押し寄せます(吹き寄せ効果)。高波は、単に波が高いだけ。

いずれにしても、気象庁から波浪や高潮に関する注意報や警報が出たら、海に近づいてはいけないのはもちろんです。ただ、高波、高潮、あるいは津波の違いをイメージしておくと、「近づいてはいけない距離」への判断も変わってくると思います。

具体的には土地の標高・地形の問題も関わるので、やはりハザードマップを参考にしましょう。

ちなみに、このあと大川小、野蒜小の判決文を読みなおし、防災マニュアルの見直しチェックポイントを作成する計画です。

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