60歳からの終活 ~ 連絡帳第5章(2)介護について

 当事務所作成のエンディングノート言わないノート「『 』からの連絡帳」。

 今回は、ご自身に介護が必要になった場合の希望などについて書くコーナーです。

 認知症が進んだとき、患者さん御本人がお考えや気持ちを表現しづらくなることがあります。

仮にそうなったとしても、可能な限り元気なころにおっしゃっていたことや記録を頼りに、

 「〇〇さんなら、『~してほしい』と言うだろう」

と想像して介護の方法などを考えるのが、現在取り組まれている方法です。

 だから、

介護が必要になった時の自分の希望を、

元気なうちに書いておくことが、

大変重要なのです。

 そこで連絡帳では、主として次のことについての希望を書いていただくコーナーを設けました。

  • お住いをどうするか?
  • 介護をする方に伝えておくべき持病などは?
  • 後見人など、介護の契約や財産管理などの支援をお願いしたい人は?
  • ペットはどうする?

 もちろん、これらのこと以外でも、「介護が必要になったら、〇〇してほしい!」ということはドンドン書いてください!

成年後見制度について

 「後見人がついたら、お金を自由に使えなくなった!」

 「ろくに会いにも来ないのに、報酬はガッッポリ持っていかれた!」

上のような成年後見制度についての苦情を聞くことがあります。

  中にはこうした後見人もいるのかもしれませんが、中にはちょっとした行き違いから後見人への不平不満が積み重なって、上のような発言につながっている思われるものもあります。

 私自身は、後見制度と言うのは現在の日本では必要不可欠な制度だと思っています。

 ただ、法定後見制度は家庭裁判所が関係することもあり、多少は窮屈な思いをするかもしれません。ですから、ぜひ

元気なうちに任意後見契約 又は 家族信託 について検討をしてください!

なお、任意後見契約 や 家族信託については、次のページや動画を御覧ください。

親なき後と任意後見契約

後見人が貢献します! (Youtube動画)

私の後見人は私が選ぶ (Youtube動画)

家族信託って何?

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