昨日おじゃました認知症カフェ。
仙台市の榴岡地域包括支援センターの職員さんが、「榴岡あんしんサポートブック」を参加者に無料で配っていました。
この「あんしんサポートブック」には認知症に関わる情報が、大きめの文字で分かりやすくギュッと詰まっています。
しかも普通のノートの半分くらいの大きさで12ページくらいの薄さなので、いつも使っているバックに入れていても邪魔にも重くもならないという優れものです。
(これは澤田の感想ですが...)
気になる内容ですが、例えば、自分自身や親御さんが「もしかして、認知症?」と心配になる事はありませんか?
この「あんしんサポートブック」には、認知症になった家族を持った方の経験をもとに作った初期の兆候のリストが載っています。
このリストと最近の言動を照らし合わせてみて「いくつか思い当たることがあれば、かかりつけ医に相談してみましょう」という添え書きがあります。
そしてページをめくっていくと仙台市の榴岡近辺の「認知症の相談ができる窓口」や「認知症の受診ができる近隣病院マップ」などの、認知症の方や御家族を支援する施設・事業所や様々な情報が紹介されているのです。
ですから、仙台市の榴岡にお住いの高齢者や御家族の方であれば、この「あんしんサポートブック」さえ持っていれば、気になる事があった時に、身近な認知症相談窓口に簡単につながることができます。
この榴岡地域包括支援センターさんが作成した「あんしんサポートブック」のような冊子は、一般的には
認知症ケアパス
と言っています。
認知症ケアパスとは?
認知症ケアパスとは、「『認知症の人の状態に応じた適切なサービス提供の流れ』をまとめたもの」と厚生労働省は説明しています。
主な認知症施策について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
認知症の人への地域のサービス等をまとめたものですから、各市区町村や地域包括支援センターなどが作成しています。
また、「認知症ケアパス」という言葉に馴染みの薄い方も多いせいか、榴岡地域包括支援センターさんのように違う名称を付けているところも多いようです。
ちなみに仙台市や仙台の各地域包括支援センターが作成した認知症ケアパスは、 ↓ で見ることができます。
仙台市認知症ケアパス|仙台市 (city.sendai.jp)
なお、お住いの地域の認知症ケアパスを入手したい方は、地域包括支援センターにお問合せください。
ちなみに榴岡地域包括支援センターの連絡先は ↓ から
テルウェル介護サービス – 榴岡地域包括支援センター (telwel-kaigo.com)
地域包括支援センターとは?
地域包括支援センターという名称は長いので「包括さん」と呼ぶこともあります。
「地域包括支援センターは、地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しています。」と厚労省は説明しています。
簡単に言えば
地域包括支援センターは、その地域に住む高齢者の生活を支える、総合相談窓口です。
澤田の定義ですが...
ですから、
高齢者の生活で、何か心配事や困ったことがある場合には、まずは地域包括支援センターに相談するといい!
と私・澤田はあちこちで力説しております。
相談した結果、包括さんでは対応できない事柄であれば、恐らくは適切な窓口を紹介してくれると思います。例えば「遺言を書きたいけれど」と包括さんに相談すると、「では、行政書士を御紹介しましょうか?」と。
包括さんへの相談料は無料。その先の行政書士等の相談料は有料になります。
ですから、まずは地域包括支援センターに相談することを澤田は勧めていますし、認知症でない方であっても
認知症カフェに参加するなど、地域包括支援センターとつながっておくことは、とても大切!
だと澤田は強調しています。
ちなみに、仙台市の場合には、概ね公立中学校の学区に1つの地域包括支援センターが設置されています。
地域包括支援センターのご案内|仙台市 (city.sendai.jp)
仙台市内の地域包括支援センター検索|仙台市 (city.sendai.jp)
宮城県内の地域包括支援センターの一覧はこちらからどうぞ。
地域包括支援センターの一覧 – 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)
厚生労働省は地域包括支援センターを含めた全国の介護事業所等の検索サイトを設けています。
介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」 (mhlw.go.jp)