飲食店以外の事業者で、まん延防止等重点措置の影響により、8月や9月の売上が50%以上減収した場合には、月次支援金の申請が可能になると思います。
宮城県内の事業者は、給付される可能性があると思われますので準備しておいた方が良いでしょう。
以下、今回の発令で思ったことを、思いつくままに。
第9期と第10期の協力金~仙台市の酒類提供している飲食店
現在、申請を受け付けている仙台市の飲食店への協力金は、第8期(7月21日~8月17日の時短要請への対応分)です。
その後を受けてスタートしたのが、第9期で、時短要請期間は8月17日~9月1日の分でした。
しかし、8月20日から「まん延防止等重点措置」による第10期がスタートします。
ということは、第9期は8月20日をもって終了になります。
では、第9期への協力金の申請はどうなるのか?
現在(8月19日午前10時時点)では宮城県と仙台市のホームページを見ても分かりませんでした。
ただ、私が思うのは、バーやスナック、キャバクラ等の酒類提供がメインの店や接待飲食店です。
宮城県はまん延防止措置として、仙台市の飲食店に酒類提供をしないように要請しています。
第9期と第10期では営業時間については変わりはありません。
しかし、酒類提供ができなくなる第10期はバーやスナック、キャバクラなどは事実上、お店を開けることの意味がなくなるのではないでしょうか?
であるならば、第9期と第10期で協力金の1日あたりの単価が同じでは、これらのお店の経営者としてはやりきれないだろうと私は思います。
報道によれば第10期では1日あたりの協力金の最低金額は5千円ほど引き上げられるようです。
第9期の単価で計算した時よりも、第10期全体の金額は12万円程度の増になります。小さなお店で、店主1人で営業しているなら、その期間だけ見ればもしかしたら足りるかもしれません。
ですが、時短要請期間が終了し、つまり協力金の支給がない期間に、コロナ前のような客足にすぐに戻るでしょうか?売り上げは直ちに回復するでしょうか?
そういうことを考えると、何とも言えない気分になります。
飲食店以外の事業者
飲食店以外の事業をされている方の話を伺うと、このコロナの影響は2分されているように思います。
例えば理容業は比較的影響が少ないようですが、美容業は厳しい状況が続いているようです。
仙台市中心部を歩いてみると、空き店舗がジワッと増えてきている気がいたします。
飲食店以外の事業者への新型コロナの影響に対する支援金は、仙台市の事業者の場合は2つの可能性があります。
1つは宮城県・仙台市独自の第2次時短要請等関連事業者支援金。5月~8月までのいずれかひと月の売上の減少に対して、支給される最高額が、個人事業の場合は7万5千円、法人の場合は15万円です。
2つ目は政府が実施している月次支援金。これは4月以降の50%以上売り上げが減少した月ごとに、最高10万円支給されます。
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最近、飲食店以外の事業者の方から「飲食店への協力金が多くて、うらやましい」というお話を聞くことが増えてきたように思います。
そのお気持ちは、十分すぎるくらい理解できます。
でも一方で、飲食店の経営者からも、その厳しい状況を聞くことがあるので、正直、複雑な気持ちになります。
こうした人々を分断する状況が早くおさまるといいなと切に願います。
市の職員
仙台市は、今度のまん延防止も含めれば10回の協力金と、関連事業者への2回の支援金の交付を実施しています。
申請者の方からは「支給が遅い」等の苦情を耳にすることがあります。
一方で、多少なりとも仙台市の職員の方の実情を知る立場からすれば、「市の職員の方々は大変だなあ。よく頑張っているなあ。倒れたりしないように、きちんと休んでほしいな」と心から思う次第です。
というのも、通常の業務の他に、感染対策を実施し、協力金の仕様や広報・申請受付・審査・給付の事務を行い(しか1年ちょっとの間に計12回分!)、先日の市長選挙への対応も行っているわけです。
部分的には民間に発注したりしたとしても、市職員そのものの特別な増員をしたようにも思えない中で、可能な限り迅速に対応している。
本当に、ご苦労様ですと申し上げたい。
以上
とりとめのない投稿になりました。
今、おそらくは「自分のことで精いっぱい!」という方が大勢いらっしゃると思います。
私もそうです。
でも時には他の人の状況にも心をとどめたいと考えた、2回目のまん延防止等重点措置でした。