HACCPの考えを取入れた衛生管理が、今年の6月1日から始まりますが、それに関連して
「厨房などの設備を刷新しなければならないのか?」
「HACCPの認証をとらなければならないのか?」
「何十万もするコンサルティング費用を負担しなければならないのか?」
と、心配されている方もいらっしゃるようです。
それらは、すべて誤解です。
もちろん、どうしても必要ならば設備を買い替えなければならないこともあるでしょうし、お店の戦略として「HACCPの認証を取る」というのも有り得ますし、そのために専門家にコンサルティングをお願いすることもあるでしょう。
けれでも、それらは「必要ならば」です。
6月1日から始まる、小規模な事業者のHACCPの考えを取入れた衛生管理は、多額の費用をかけなければならないものではありません。
まず、今、お店でやっていることを、手順書や2つの計画書に落とし込むこと。
衛生管理などの記録を毎日つけること。
また、1週間ごと、あるいは1か月、3カ月、半年、1年と、期間を区切って、記録を振り返り、計画や手順書を見直すこと。
この繰り返しです。
その過程の中で計画や手順の見直しの時や、お店で作る書類の形式の作り方で分からないことや難しいことを行政書士などの専門家に相談すればよいのです。
HACCPのための設備投資の検討は、その後でも遅くはありません。