東日本大震災に関連して、いくつもの裁判が起こされました。
その中で、私は3つの事件に関する判決文を読みました。
大川小学校事件の原審と控訴審、日和幼稚園の原審、野蒜小学校の原審と控訴審の判決文です。すべてニュース等で報道されているので、御存知の方も多いことでしょう。
3つの事件は、すべてその学校の児童が亡くなっています。(野蒜小学校では、ここに避難してきた地域住民の遺族も原告になっています)
亡くなった状況はそれぞれ違うのだけれども、3つの事件とも、子供が亡くなった被告つまり学校側の責任を認め、厳しい判決が下されています。
大川小学校の事件は、現在、最高裁判所に上告中であり、確定はしておりませんし、日和幼稚園事件と合わせて、判決には異論がネット上でも見られます。
判決そのものの妥当性については置くとして、判決文から読み取れる防災上の注意点を挙げてみたいと思います。
私が読み取ったことを3つにまとめてみます。
その3つとは
① 想像力と情報収集
② 判断と行動
③ マニュアルの整備とそれに基づいた訓練
です。
この3つについての詳細は、また別の機会に書きます。