先日、とある地域包括支援センターが主催する認知症カフェを見学して参りました。
認知症カフェという取組みが各地で行われていることは知っていましたが、実際にどのようなことが行われているのか見たことがありませんでした。
認知症カフェというネーミングから、認知症の予防を目的にしていたり、認知症の方の居場所のようなイメージがありますが、実際には少し違うようです。
私が見学したカフェには、男女合わせて5人のお元気そうな先輩方が参加しておりました。
今回は、スポーツクラブの方がお出でになって運動機能の簡単なチェックをするというのがメイン。
チェック項目は血管年齢・足腰の筋力・バランス感覚の3項目。
体力チェックの後、先輩方はスポーツクラブの方から生活の中で気をつけることなどのアドバイスをもらっていました。
地域包括の方の勧めで、先輩方に混ざって私もチェックしてもらいました。カフェの会場の方と地域包括の方、仙台市の職員も一緒にチェック。
私の場合は、血管年齢は肉体の年齢より若い結果でしたが、足腰の筋力とバランス感覚には衰えが。特にバランス感覚は今回の参加者の中で最悪の部類というショッキングな結果。先輩たちに慰めてもらいましたよ。
その後、全員でお菓子とお茶をいただきながらの座談会。
ここで、地域包括からの情報提供などがあります。今回は、私も終活関係の話しを少しだけさせていただきました。
全体を通して
とにかく楽しい。皆さん楽しそう。
そして、本当によくしゃべります。楽しそうにしゃべります。
これが今回の私の感想です。まさに冒頭のイラストのような感じ!
簡単でつきなみですが、これってとても大切な事なんじゃないかなと思います。
統計では高齢者夫婦だけの世帯や、1人暮らしの方が増えているようです。そうした中、時折、こうして楽しくおしゃべりをする時間があるというのは、貴重なものになっている。そんな気がします。
認知症カフェとは
厚労省のパンフレットによれば、認知症カフェは認知症の方やその家族だけでなく、誰でも気軽に集える場です。
私が参加したカフェには、認知症とはまだ縁がなさそうな先輩方がおいででした。地域包括の方のお話しによれば、他のカフェには40代50代のような若い方もいらっしゃるとか。
内容は認知症について学んだり、悩みを語ったり、学んだりすることが中心のようですが、それだけにとどまりません。今回、私が参加したカフェのように簡単な体力チェックがあったり、ゲームをすることがあったり、とにかく様々なことが行われています。
私が次に参加を予定しているカフェは、主として認知症の方や家族、介護経験者などが集まる座談会です。
別の場では、様々な分野の専門家によるセミナーもあるようです。
そして、それぞれ無料かお菓子代程度の低料金で参加できます。
何より、認知症カフェに参加することで、その地域での介護等の支援情報の中心である地域包括支援センターと繋がれるというのが大きな魅力です。
つまり、介護の心配が生じた時に、相談しやすい関係を作っておけるということ。この利点は大きいと私は思います。
そういう「将来への備え」という目的で参加してみてはいかがでしょうか?
認知症カフェについては、お住いの市区町村や地域包括支援センターにお問合せを!
仙台市の方は、こちらをクリックしてみてください