食べ物に関わる人の食あたり

腹痛のイラスト

魚貝類を、うっかり食べて食あたりを起こすことがあります。

吐いたり下痢をしたり、辛いけれど2~3日くらいで症状が落ち着くこともあるので病院に行かずに自宅療養で済ませる方も多いと思います。

私も、過去に牡蠣にあたった時には病院には行きませんでした。

でも、飲食店で働く人や、トマトやレタス、イチゴなどの生で食べることが多い農産物を取り扱う方その他の食べ物に関わる仕事をしている方は、病院に行った方が良いです。

というのも、ノロウイルスへの感染が心配されるからです。

食あたりのような症状は、腸炎ビブリオや貝毒によるものなど、他にも原因が考えられますが、ノロウイルスは人から食品を通して感染することが多いことと、無症状の方からも感染する恐れがある特徴があります。

ですから、食に関わる人は特に注意をしていただきたいのです。

病因にっても、治療方法としては対症療法しかありませんが、病院で検査をすることにより原因が特定されやすくなります。

ノロウイルスの場合、病院の検査では、感染していても陽性反応がでないこともあるそうです。下痢や嘔吐などの症状がある場合は、検査の精度は上がるようですが、無症状の場合の検査には、陽性反応がでないこともあると覚えておいた方がよさそうです。

病院以外では食品衛生協会や、民間の検査会社などがノロウイルスの検査を行っています。

ただし、ノロウイルスの検査には保険が適用されません。

※例外として、3歳未満と65歳以上の方等は保険適用

ちなみに、飲食店でHACCPへの対応を考える際に、ノロウイルス予防のための対応や、吐しゃ物の処理の手順等を定めていますか?

参考

厚生労働省 : ノロウイルスに関するQ&A

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