お金さん

当事務所の新しい仲間を紹介いたします。

お金さんです。

お金さんは、「金のなる木」という植物で、妻の友人からいただきました。

以前、雫ちゃんという植物もいましたが、自宅の方が居心地が良いという事で引っ越していきました。

上の写真で、お金さんの向こうに見える枝は桜の一種です。少し前まで白くてかわいらしい花を咲かせていましたが見頃は過ぎてしまったようです。

桜にとって事務所は居心地が良かったようですが、このままスクスクと成長されても困るので、この先の身の振り方を思案中です。

令和5年4月27日から「相続したけど使わない土地を国に引き取ってもらう」制度が始まります。

この制度の名称は

相続土地国庫帰属制度

と言います。

 所有者がわからない土地の広さは九州全土に匹敵すると言われていますが、その原因として指摘されているのが相続登記をしていないことだそうです。

 そこで、御存知のように相続登記が令和6年4月1日から義務化されます。

 相続後3年の間に相続登記をしない場合には10万円の過料という罰則つきです。

 それでも「相続したけど土地の管理が大変」だとか、 「売りたいけど買い手がいない」という事情があることから、将来にわたり所有者不明土地が発生し続けることが予想されます。

 そこで、相続したけど不要な土地を国が引き取る制度を創設したのだそうです。

 この制度について詳しくは、こちらを御覧ください。

相続した土地を国に引き取ってもらう方法~相続土地国庫帰属制度 | 澤田行政書士事務所 (022-796-5845) (gyoseisyosi-sawada.com)

認知症カフェ を見学してきました(あるいは体験だったかも・・・?)

※イラストはマルムギさん

先日、とある地域包括支援センターが主催する認知症カフェを見学して参りました。

認知症カフェという取組みが各地で行われていることは知っていましたが、実際にどのようなことが行われているのか見たことがありませんでした。

認知症カフェというネーミングから、認知症の予防を目的にしていたり、認知症の方の居場所のようなイメージがありますが、実際には少し違うようです。

私が見学したカフェには、男女合わせて5人のお元気そうな先輩方が参加しておりました。

今回は、スポーツクラブの方がお出でになって運動機能の簡単なチェックをするというのがメイン。

チェック項目は血管年齢・足腰の筋力・バランス感覚の3項目。

体力チェックの後、先輩方はスポーツクラブの方から生活の中で気をつけることなどのアドバイスをもらっていました。

地域包括の方の勧めで、先輩方に混ざって私もチェックしてもらいました。カフェの会場の方と地域包括の方、仙台市の職員も一緒にチェック。

私の場合は、血管年齢は肉体の年齢より若い結果でしたが、足腰の筋力とバランス感覚には衰えが。特にバランス感覚は今回の参加者の中で最悪の部類というショッキングな結果。先輩たちに慰めてもらいましたよ。

その後、全員でお菓子とお茶をいただきながらの座談会。

ここで、地域包括からの情報提供などがあります。今回は、私も終活関係の話しを少しだけさせていただきました。

全体を通して

とにかく楽しい。皆さん楽しそう。

そして、本当によくしゃべります。楽しそうにしゃべります。

これが今回の私の感想です。まさに冒頭のイラストのような感じ!

簡単でつきなみですが、これってとても大切な事なんじゃないかなと思います。

統計では高齢者夫婦だけの世帯や、1人暮らしの方が増えているようです。そうした中、時折、こうして楽しくおしゃべりをする時間があるというのは、貴重なものになっている。そんな気がします。

認知症カフェとは

厚労省のパンフレットによれば、認知症カフェは認知症の方やその家族だけでなく、誰でも気軽に集える場です。

私が参加したカフェには、認知症とはまだ縁がなさそうな先輩方がおいででした。地域包括の方のお話しによれば、他のカフェには40代50代のような若い方もいらっしゃるとか。

内容は認知症について学んだり、悩みを語ったり、学んだりすることが中心のようですが、それだけにとどまりません。今回、私が参加したカフェのように簡単な体力チェックがあったり、ゲームをすることがあったり、とにかく様々なことが行われています。

私が次に参加を予定しているカフェは、主として認知症の方や家族、介護経験者などが集まる座談会です。

別の場では、様々な分野の専門家によるセミナーもあるようです。

そして、それぞれ無料かお菓子代程度の低料金で参加できます。

何より、認知症カフェに参加することで、その地域での介護等の支援情報の中心である地域包括支援センターと繋がれるというのが大きな魅力です。

つまり、介護の心配が生じた時に、相談しやすい関係を作っておけるということ。この利点は大きいと私は思います。

そういう「将来への備え」という目的で参加してみてはいかがでしょうか?

認知症カフェについては、お住いの市区町村や地域包括支援センターにお問合せを!

仙台市の方は、こちらをクリックしてみてください 

⇒ 認知症カフェ・家族交流会の開催情報|仙台市 (city.sendai.jp)

外国人のVISAや永住許可申請、日本国籍に関わるサイトを作成中です。

外国人の方が御家族と日本で暮らす時のVISA

日本に永住したいときの申請について

日本国籍を取る、あるいは、日本国籍の有無に関わること

そうしたことを紹介する当事務所のWebサイトを作りました。

とは言っても、まだ作成途中なのですが・・・。

家族VISAの澤田行政書士事務所

Webサイトは中途半端でも、申請に関する御相談はお任せください。

一陽来復

※この写真はart書ビンコの作品です。御興味のある方は↓をクリックしてください。

art書ビンコのホームページ 

art書ビンコのインスタ

art書ビンコのYouTubeチャンネル

新年あけましておめでとうございます。

旧年中、当事務所そして当HPを多くの方に御利用いただき、誠にありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

一陽来復の意味

冬が去り春が来ること。あるいは、新年を迎えること。

易経に「此に至り、七こうして一陽来復す、乃ち天運の自然なり」という言葉があり、それがもとになっているようです。(故事ことわざ辞典)

中国に伝わる陰陽思想では、能動的なものを陽、受動的なものを陰としてとらえ、この世界の動きを陰と陽の関りで説明しているそうです。(言葉の手帳)

そうであるならば、一陽来復の意味を「悪いことが続いた後で、幸運に向かうこと」というより、もう少し能動的に幸福をつかみに行くニュアンスでとらえても良いのかなと思う次第です。

参照したWebサイト : 言葉の手帳 と 故事ことわざ辞典

農家の手作り漬物は買えなくなる?

今朝の朝日新聞に「規制強化、揺れる漬物文化 いぶりがっこ、相次ぐ「撤退」」という記事が掲載されていました。

食品衛生法が改正されて、漬物を製造販売するためには営業許可を取得し、業界基準の衛生管理を行い、日々、その記録をとらなければならなくなりました。

そのことが、それぞれの家に伝わる伝統を守ってきた高齢者の作り手には、重い負担になるからのようです。

 この法改正が行われた時、こうしたことが起きるだろうと私は思っておりました。

そこで、私なりに解決策を考えていたのですが、それもNHKの存続の危機に立たされた“ふるさとの味”秋田「いぶりがっこ」 | NHK | WEB特集によると、難しいみたいですね。

お墓や納骨堂を選ぶときに~終活として

        いらすとや

札幌の納骨堂が閉鎖された事件を報じたNHKの「おはよう日本」の中で、それに関連する形で

「終活としてお墓や納骨堂を選ぶときの注意点」を

専門家がアドバイスしておりました。

※何気なく見ていたので専門家の名前や所属をメモし忘れましたが、たしか全日本墓園協会の方だったような気がします。間違えていたらごめんなさい。

要点は2つでした。

① たくさん見る

一つだけ見て即決するのではなく、数多く見ましょう。

見学する時には、契約書や規則などの文書も見せてもらうことが大切です。

墓地の契約書とか規則は、比較的シンプルにできていることが多いと思います。

私が見たものでも、A4用紙1~2枚程度にまとめられていました。この点で、他の様々な契約書や規則とは違くって、拍子抜けする人もいるかもしれません。

よく読んだうえで、疑問点などはきちんと説明してもらいましょう。

② 1人で決めない

この点は、介護施設の決め方とか、終活で決める他の契約と同じです。

その専門家もおっしゃっておりましたが

「あなたが亡くなった時に、納骨したり、後でお参りする人は誰?その人が契約内容や規則を知らなくていいんですか?」

ということです。

当たり前のようなんですけれど、案外、当人だけで決めている方って多いみたいです。

以上、ニュースの受け売りでした。

3人の若者が会社設立の相談に来てくれました♪

秋の良い感じのする先週。

3人の若者が会社設立の相談に来てくれました。

と言っても、お1人はオンラインでの参加。

私はZoomやYoutubeでの研修には参加しているのですが、打合せ等での利用は初めて。今回は、来所された方がすべて準備してくださったので、私は会話に専念できて楽ちんでした(ネット環境がイマイチだったようなので、音声のみの利用になりました)。

この3名の方は学生時代からの仲間。これまで、個人事業あるいは会社員として協力して仕事をしていたけれど、これから1つの企業として活動を始める計画です。

そして会社の定款の作成、登記などの会社設立に関わる1つ1つの手続も協力して行っていくという仲の良い3人組でした。

でも、経験者ならお分かりのように、実際に会社設立に向けて動き出すと、分からないことや不安なことが次々に出てくるものです。この若い経営者たちも、動き出したからこそ見えてくる課題に直面したのでしょう。

とは言え、仕事のできそうな方がた。相談内容をまとめた書類を準備されており、これに沿って話をすればよかったので私としては助かりました。

今回は、会社設立手続の説明に加えて、私個人の意見や中小企業診断士から聞いた話なども交えて(例えば出資金の振込口座のことや、法人口座の開設など)お話ししました。これからの参考になればと願っています。

起業する時に・・・

 インターネットを検索すれば、個人事業の始め方や会社設立の方法を紹介するサイトをいくつも見つけることができます。本屋に行けば、選ぶのに困るくらいの参考書があります。

 こうした情報を元に、専門家に頼らず自力で起業することはできます。

 私も自力で起業した1人です。

 でも、インターネットや本にある情報では解決方法が分からない時があります。あるいは、そもそも本などを調べる時間がないことも。

 そういう時は、多少お金はかかるけれども専門家に相談する方が手っ取り早いし、安心できます。つながりができれば、新たな課題にぶつかったときも相談しやすいはずです。

 でも、注意された方が良いことが1つあります。

 専門職の事務所の中には、事務の委任や顧問契約を条件に相談に応じるところもあります。

 ですから相談の予約をする際には、相談料の他に、そうした条件等についても確認した方が良いと思います。

 当事務所では、「相談だけ」の御依頼も喜んでお受けいたします。

 逆に言えば、相談だけで終わっても良いから、当事務所では初回相談も有料にしております。(原則として45分で4,000円です。)

 お気軽にご相談ください。

韓ドラから学ぶ「親なき後」への準備

韓国のドラマがちょっとしたブームのようですが、私もよく観る1人です。

その中で

韓ドラ「ムーブ トウ ヘブン ~私は遺品整理士です

は、好きな番組の1つ。

これまで2回観ましたが、この番組で「『親なき後』を見すえた終活」について学ぶことがありました。

ドラマの主人公は自閉症スペクトラムを持つ青年。名前をグルと言います。

「母」は幼い時に亡くなり「父」がグルを育ててきたけれど、その「父」も突然亡くなってしまうという設定です。

このドラマで学んだ、親なき後の終活の3つのポイントを御紹介します。

【ポイント1】 財産

亡くなった「父」は、自分の死を予想していたのだろうと思います。

だからグルのために様々なものを遺しています。おそらくは意図的に、注意深く。

財産はその1つ。後で紹介する2つのポイントも財産にあたりますが、ここでは経済的な価値のある財産に絞ります。

まず、「父」は安心して住める家を遺しました。

そして「父」は遺品整理の事業をグルと一緒に行っていました。

ドラマでは明確にはなっていないと思うのですが、おそらくその他にも預金等の財産もあったであろうと思われます。

ただ、ここまでできたのは、ドラマだからかもしれません。

でも、一般的なサラリーマンの家庭であっても、長期的な展望に立って財産を遺す方法はあると思います。

例えば生命保険信託の利用もその1つです。

【ポイント2】 人のつながり

「父」がグルに遺した最も重要なものは、「人とのつながり」だと私は思います。

まず「父」の死後、グルが初対面する叔父。この叔父はグルの後見人候補者として生活を共にします。いろいろ訳アリの人ではありましたが・・・。そして後見人候補者として指名したのが「父」でした。

「父」は弁護士にも依頼しています。この弁護士は後見人候補者を監督する役割ですが、「父」の生前からグルとも信頼関係を築いていたことが感じられます。

「父」の仕事仲間である廃品回収業の男性も、いい感じでグルと叔父をアシストしています。

グルの友達であり、通りを挟んだ家に住んでいる女の子も重要な役割を果たしています。もっともこの女の子については、「『父』が遺した」とは言えないかもしれません。でも、「女の子との関りを見守っていただろう」という見方をすれば、「父」の気持ちをくみ取れるかと思います。

こうして父が築いたグルを取り囲む人間関係は、グルが「父」を喪失したことの悲しみを克服するだけでなく、これからの生活を継続していくために必要不可欠なものになります。

親が築いた人間関係の中に子供を取り込んでいくことで、親亡き後の生活を支える強力な基盤になる。

私がこのドラマで最も深く学んだことでした。

【ポイント3】 スキル

グルと「父」は遺品整理の仕事を、一緒に行っていました。

ですから「父」が亡くなった後もグルは遺品整理で収入を得、社会の中で生きていくことができます。

遺品整理という仕事は、グルにとって生活の糧を得る手段に留まらず、自信の源にもなっていることでしょう。この自信は、他者との関係を築き保つための礎にもなります。

またグルは、自分で料理をすることもできます。

料理だけでなく、生活をするためのスキルを持つことは自立するための基盤です。グルは片づけもできます。

こうしたスキルがあったからこそ、訳アリの叔父との生活を営むことができたのでしょう。

「父」は、これらのスキルをグルに詰め込んだのではありません。

親が子供の特性に合わせて静かに、ていねいに、時間をかけて教えてきたのです。

もちろん、現実にはこの「父」のように子供に教えるなんてことは至難の業です。時には怒鳴ることも、ケンカすることも、泣いてしまうこともあるはずです。

でも、結局は子供の特性に合わせて教えなければ、スキルは身に付かないのではないでしょうか?

だからこそ、親は、親を支える人間関係が大切なのです。

親と子との両方に長期間関わり続けられる人とのつながりが、その家族を支えてくれるはずです。

人とのつながりを築き保つスキルを、まず親が身につける

「父」をみて、そのように感じた次第です。