
先日、NHKの朝のニュース「おはよう日本」を何気なく見ていてビックリしたことが。
近頃は終活に取組む若者が増えているのだそうです!
「『終活』始める若者たち」というタイトルだけを見た時、この「若者」というのは50代とか、その位の年齢層をイメージしていたのですが、それよりももっと若い20~30代の年齢層でも終活が浸透してきているようなのです。
番組の内容については ↓ を御覧ください。
「終活」始める若者たち 「デスフェス」や「エンディングノート」講習会に参加 終活は「どう生きるか」 | NHKニュース | おはよう日本、深掘りコンテンツ
でも、考えてみれば 死 は年齢に関係なく誰にでも訪れます。
高齢者の場合は、単にその確率が高いというだけで、若いから死ぬ確率が0になるわけではないのですよね。まして、毎年のように起こる災害や新型コロナ禍で、年齢に関係なく「死」を意識する機会は多くなりました。
だから番組を見終えた時、「若いのに終活なんて早い。もっと今を楽しめ!」と当初に浮かんだ思いはすっかり消え、若者の終活にも真剣に向き合いたいと思いました。
遺言は何度でも書き直せる。でも…

NHKの番組の中でも、遺言を書いている青年が取り上げられていましたが、おそらく若者の終活で重要になるのは遺言でしょう。
1人暮らしの若者の場合には、緊急通報システムも検討事項の1つ。
遺言は何度でも書き直せます。
例えば、2025年1月1日に遺言を書いたけど、2026年1月1日に新たに遺言を書いた場合。
2つの遺言に矛盾する内容が含まれていた場合は、後で書いた遺言の内容が実現されます。例えば、2025年の遺言には「預貯金は全てAに相続させる」と書いたけど、2026年の遺言には「預貯金は全てBに遺贈する」と記されている場合には、預貯金はBが受け取れることになります。
でも、矛盾しない場合、例えば2025年の遺言には「自動車はAに相続させる」と書いてあるけれど、2026年の遺言には自動車についての記述がない場合。この場合は2025年の遺言に従って自動車はAが相続します。
このように遺言は何度でも書き直せるのですが、遺言が何通も作られている場合には、その解釈で混乱する可能性もあることに気を付けた方が良いのです。
AIの利用は慎重に
多くの若者は、遺言を作る場合にはインターネットで書き方を調べるか、AIで文案を作るのではないでしょうか?
実は最近のことですが、私のところにAIで作った遺言の文案をチェックする機会がありました。
ただ残念な事に(でも、この仕事で収入を得る私からすると、ちょっと安心もしたのですが)、その文案では実際に金融機関や法務局に遺言を持ち込んでも、簡単には手続できそうにありませんでした。一見、立派な遺言に見えはしたのですけど...。
また、弁護士等のサイトの文例を参考にする場合にも気を付けた方が良いことがあります。
私もセミナー等で文例を示して説明する場合には、一般的なケースを念頭に文例を作ります。そのため、個々の具体的なケースでは、その文例が当てはまらない事があるのです。
ですから、
遺言を作る際には、一度は専門職に、できれば相続など終活関連の仕事を専門にしている専門職に相談することをお勧めします。
当事務所では、遺言の文案の作成 や ご本人が作成した文案の確認 だけでも引き受けています。
また、面談の他、オンラインやメール等、方法も御希望に応じられます。
ですからお気軽に御連絡ください。